13:てーとく[saga]
2019/03/07(木) 14:33:19.57 ID:x1DvRfGWO
提督「……いや、それは結果論で他の奴でも自殺はしn「提督ッ!!」──っ」
大和「……提督。どうか自覚してください。これまでの提督は端から見ればどれほどの酷い扱いを受けていたという事実を……そして、提督の自己犠牲を見て心が張り裂けそうになるほど心配している人がいるということを」
提督「……」
14:てーとく[saga ]
2019/03/07(木) 14:34:13.96 ID:x1DvRfGWO
大和「提督は軍を辞めますか?」
提督「──いや、まだ続けたいと思っている」
大和「ではもう一度やり直しましょう。現在の横須賀鎮守府の多くの艦娘を解体処分で一新して、新生横須賀鎮守府に生まれ変わらせましょう」
15:てーとく[saga ]
2019/03/07(木) 14:35:51.31 ID:x1DvRfGWO
なれば現在横須賀鎮守府に所属して、俺に反抗的な態度を取る多くの艦娘達を解体処分して、新しい艦娘を建造で増やし、艦隊を一新すれば良いのではないか。
今まで俺にして来たような目に余る態度をする艦娘が他の鎮守府に異動させたとしても上手くやっていけるわけがない。
実際、今横須賀鎮守府に所属している艦娘の多くが一緒に前任の悪虐非道な振る舞いを耐え抜いたことで生まれた仲間意識による強い絆で結ばれている。その為絶対に離れたがらないので、他の鎮守府での戦闘で連携がとれずに力を発揮できないとも予想がつく。
だからこそ解体処分して、新規に着任した艦娘を最初から育成すれば良いのではないだろうか。
16:てーとく[saga]
2019/03/07(木) 14:37:51.07 ID:x1DvRfGWO
──何をしたって又、裏切られるだけだ
(そ、そんなことはない。いつか、きっと)
17:てーとく[saga ]
2019/03/07(木) 14:38:43.66 ID:x1DvRfGWO
──なんでそこまであいつらに拘るんだ。あんな奴等、唯のバケモノだ。お前も散々身を以て体験したじゃねえか。そうだろう?
(……うるさい)
──お前がいくら手を差し伸べたって変わろうともせずに悲劇のヒロインぶってるクソアマ達を救う義理なんてあんのか?
18:てーとく[saga]
2019/03/07(木) 14:40:13.44 ID:x1DvRfGWO
──なんでそこまであいつらに拘るんだ。あんな奴等、唯のバケモノだ。お前も散々身を以て体験したじゃねえか。そうだろう?
(……うるさい)
──お前がいくら手を差し伸べたって変わろうともせずに悲劇のヒロインぶってるクソアマ達を救う義理なんてあんのか?
19:てーとく[saga]
2019/03/07(木) 14:41:29.93 ID:x1DvRfGWO
──あいつらを解体しろ。そうすればお前の功績も認められるようになって、昇進すr
(──黙れッ!)
20:てーとく[saga]
2019/03/07(木) 14:42:36.04 ID:x1DvRfGWO
提督「……大和の言いたいことは分かった」
大和「……提督!」
やっと分かってくれた。そのような嬉々とした表情を浮かべたが、次の俺の言葉で、大和は又その顔を涼しくする。
21:てーとく[saga ]
2019/03/07(木) 14:43:31.79 ID:x1DvRfGWO
大和「それは、一体?」
提督「横須賀鎮守府を救ってやってくれ。とな」
大和「……しかし!」
22:てーとく[saga]
2019/03/07(木) 14:44:58.53 ID:x1DvRfGWO
提督「あいつらは来る日も来る日も俺なんかがされているような生温いものなんか目じゃないほどのことをされ続けた。俺は……ここ一年間ずっと耐え忍んで来て、あいつらの痛みを充分に理解できたんだ。いや、そう簡単に理解できたなんて言ってはいけない。それほどのことをあいつらは俺と同じように耐え忍んできたから、今日まで俺も耐え忍んだんだと思う」
大和「……」
提督「憎悪の対象が目の前に無抵抗で突然現れたとしたら、やり場のない怒りを俺もあいつらと同じようにしてぶつけていたと思う。……大和」
23:てーとく[saga ]
2019/03/07(木) 14:46:34.43 ID:x1DvRfGWO
提督「……俺が憎いか?」
大和「提督」
提督「なんだ?」
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