男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
1- 20
72:名無しNIPPER[saga]
2019/03/10(日) 23:33:28.74 ID:xzpENjoO0
乱怒攻流(えっ)

浮いた足首を紺之介が素早く掴み取った。そのことによって姿勢を後ろに崩しかけた乱怒攻流の背を、刀を捨てた彼の手が支えた。

紺之介「おっ、と」
以下略 AAS



73:名無しNIPPER[saga]
2019/03/10(日) 23:34:28.13 ID:xzpENjoO0
焦った庄司が鞘を握りて何度も「納刀」と叫んだがその言葉は乱怒攻流の身体に届かず無意味に座敷に響くだけとなった。

紺之介「どうやら、所有権が移ったようだな」

乱怒攻流「あ、ぁ……ちょっとぉ!」
以下略 AAS



74:名無しNIPPER[saga]
2019/03/10(日) 23:35:31.25 ID:xzpENjoO0

…………………………

庄司の家を後にした紺之介は興味本意に乱怒攻流の背嚢をいじり倒していた。

以下略 AAS



75:名無しNIPPER[saga]
2019/03/10(日) 23:36:59.12 ID:xzpENjoO0
愛栗子「それはそやつの『刀』じゃ。幼刀はみなその名を授かるにあたった力を持っておる。先ほどの縦笛も乱の『刀』の一つじゃな。一つだけの奴もおれば複数持っておる者もおる」

紺之介「お前も持っているのか」

愛栗子「まぁそうじゃの。見てみたいか?」
以下略 AAS



76:名無しNIPPER[saga]
2019/03/10(日) 23:39:27.79 ID:xzpENjoO0
颯爽と逃走を図る乱怒攻流の後ろ姿にため息を吐きながら彼女の鞘を握った紺之介であったが彼が『納刀』と口に出す前に何処からか飛んできた謎の黒紐が乱怒攻流の身体を巻くように絡みつき彼女を往来に転かした。

乱怒攻流「ふぎゃっ」

紺之介「なっ……」
以下略 AAS



77:名無しNIPPER[saga]
2019/03/10(日) 23:41:05.96 ID:xzpENjoO0
続く


78:名無しNIPPER[sage]
2019/03/10(日) 23:46:44.15 ID:0ze3Yn4oO
おつおつ。シリアスな笑いが……w


79:名無しNIPPER[sage]
2019/03/10(日) 23:48:55.18 ID:JZPA7X0f0
ふざけた設定なのに何故か読み居ってしまう


80:名無しNIPPER[sage]
2019/03/11(月) 02:10:54.97 ID:MdgA9mR40
乙!
このノリ良いね!


81: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2019/03/13(水) 18:08:04.23 ID:BBwPih0C0




幼刀 透水 -すくみず-
以下略 AAS



82:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 18:09:26.37 ID:BBwPih0C0
潮風に撫ぜられる港町 導路港-どうじょこう-
その名の通り海に浮かぶ数多の船に人々を乗せ航路へと導いてきた国の扉である。

南蛮の民との貿易航としても頻繁に機能するこの町はこの国で最も世界に近しいとも語られていた。

以下略 AAS



602Res/308.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice