575:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:06:01.23 ID:h4Hvdco40
紺之介「分かるな。今のお前では絶対に俺に勝てはしない」
「そんなごど、やっでみなくちゃ……」
紺之介「いいや無理だ。だから……」
無慈悲な現実を突きつける一方で紺之介は受け止めた彼の拳骨を開かせその手に幼刀奴の鞘を握らせた。
「なんだよ、ごれ」
紺之介「強くなれ。そして本当に勝てると思ったならば俺に会いに来い。そのときお前がまだこれを持っていたならば相手をしてやる」
そのことを伝えると彼は童から両手を離し幼刀三人を引き連れて石段を下り始めた。
特に何を言うでもなく紺之介についていく愛栗子に対し他二人は鞘を見つめ立ち尽くす少年を時折見返しながら下っていく。
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