564:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 01:58:18.24 ID:h4Hvdco40
紺之介「着いたぞ」
一足先に到着した紺之介が一度下の二人に号令を入れてから先を急ぐ。
二度目の彼らの訪れに一番最初に出迎えてくれたのは紺之介を枝でつつき回した童であった。
「あ! こんのすけだ!」
駆け寄る童を前に紺之介は一先ず愛栗子を背から降ろし抱きついてくる彼の頭を撫でる。
紺之介「久しぶりだな……元気にしてたか」
「うん! またしょーぶしろ!」
紺之介「はは、元気なものだな」
表面上では彼に微笑みで返す紺之介であったがその内心はかなり複雑なものであった。
次第に透水、続いて乱怒攻流と上がりて童は初めて見る顔と前も見た顔にそれぞれ違う瞳の輝きを宿したが段々と不思議そうな顔つきになりとうとう紺之介にその原因を問うた。
「……フミおねーちゃんは?」
馴染みの顔に会えなかったからである。
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