327:名無しNIPPER[saga]
2019/08/02(金) 18:48:23.69 ID:jJ6/ECAP0
紺之介「俎板は既に破壊されている幼刀だからな……本人を見つければいいという訳ではないのが問題だな。あまり大きな里ではない故幼刀幼刀と聞いて回るのもできるだけ避けたいところだ」
乱怒攻流「まあお偉いさんがちょっと聞いて回っただけならまだしも一度その源氏ってのが暴れてるんでしょ? 幼刀絡みの話は警戒されるかもね」
愛栗子「なんじゃ背嚢にしてはよく理解しておるではないか」
乱怒攻流「は?」
紺之介「おいお前ら……」
眠たげな愛栗子が扇子を内にあおぎながら同時に乱怒攻流をも煽る。
二人以外からすればその光景はもはや日常の一部にもなりつつあったが、長らく二人のやり取りを見ていた紺之介の目には近頃愛栗子の煽り方が雑になっているようにも見えた。
紺之介(まるで別でためた鬱憤を八つ当たりに晴らしているような……)
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