317:名無しNIPPER[saga]
2019/07/10(水) 18:33:26.42 ID:QarN0Zl90
困り果てその場に立ち止まる刃踏の手を引いて紺之介は続けた。
紺之介「だが、負かされたままの幼刀を支配しようとするほど俺も愚かじゃない。今はまだ握らされた刀だが、俺はいつか必ずお前もこの手に収めてみせる。故に俺は事が済んだときお前にもう一度挑む。そのときは必ずや俺が勝利してみせよう……またお前が勝った暁にはここに帰してやる。奴と共にな」
刃踏「は、はぃ……?」
首を傾げたままの刃踏に今度は愛栗子が助け舟を出した。
愛栗子「無理じゃ無理じゃ。諦めろ」
紺之介「ふん。言っていろ……剣豪の俺に握れぬ刀なぞないことを証明してやる」
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