244:名無しNIPPER[saga]
2019/04/21(日) 10:02:41.58 ID:f3jC59Mz0
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薄暗い裏路地に一人、源氏は億劫な表情を浮かべつつ児子炉の鞘を抜いた。
源氏「どれくらい殺りやがった? 勝手に一人で暴れ過ぎンなよ。俺の楽しみが無くなっちまうだろうが」
児子炉「……じゃまされなければ、ぜんぶこわしてた」
源氏の問いに今度は児子炉が沈めた表情で口元を熊の頭で隠してみせたが、その様子に源氏の生き生きとした狂気は口角に取り戻された。
源氏「まあそう拗ねるこたァねェだろ。奴はともかく今奴らを壊すのはもったいねェ」
クククと堪えた笑いには紺之介に対する期待が大いに含まれていた。というのも彼が紺之介の要求を呑み、彼らの間である契約がなされたからである。
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