男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
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110:名無しNIPPER[saga]
2019/03/13(水) 18:36:20.61 ID:BBwPih0C0

首の皮一枚で繋がった雇い依頼に紺之介一行の間では静かな歓喜の波が渦巻いていた。
紺之介の剣豪を自称するに足る確かな風格と愛栗子の放つ圧倒的な美がこの時ばかりは乱怒攻流の目にも輝いて見えた。



月一「……では、一両でよいか」

華蓮「つきひと! 短い間とはいえ私たちの命を護ってくれる方なのですよ? けちけちしてはいけません。五両は出さなければ!」

紺之介らはその二人の会話を聞いて急激に現実へと戻される。この契約、距離と日数に対して破格の羽振り依頼であることは三人とも重々承知である。
しかし彼らの目標金額から見ればそれは限りなく微量に等しく、そうして最初こそこの微量の積み重ねを覚悟していた彼らであったが、契約にこぎつけるにあたって予想以上に労力を割いてしまったためそのことを忘れていたのだ。



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