安価 古きを喰らう者
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87: ◆v3CkL9qXuM[saga]
2019/03/07(木) 22:17:44.78 ID:zcgKvWdZ0
炎の勢いが収まっていく。その火の中に1人の少女が横たわっていた

???「.......」

ディン「嘘だろ?火の中からなんて...」

その少女は髪の色が赤く、赤い羽根が背中に生えていた

ディン(これは羽...だよな?天使みたいだ)

ディンが様子を見ていると少女の目がパチリとあいた

???「あなた...だれ?」

ディン「え、えっと...俺はディン。君は?」

???「私?私は...誰?」

ディン「俺に聞かれても。覚えてないのか?」

???「待って。思い出す」

うーん、うーんと少女は唸る。するとゴングナーが喋り始めた

ククク...こいつの名はウリエルだ

ディン「ゴングナー。お前はこの人を知っているのか?」

もちろん知っているとも。7人の聖女の1人だ

ウリエル「ウリエル...ウリエル...ダメ。全然思い出せない」

ディン「と、とりあえず。何か思い出すまではウリエルって呼んでいいかな?」

ウリエル「うん。それでいい。それで...ここはどこ?」

ディン「ここは旧フェンリル基地の地下だよ。君が燃えたお札の中から出てきたんだ」

ウリエル「フェンリル...お札...」

ウリエルが考え込んでいるとゴングナーがディンに警告する

おいディン。外から敵の気配だ。ククク...大物だぞ

ディン「敵?どんな敵だ?」

キサマが祠で戦った奴とは別格だな。上位者の可能性が高い

ディン「例のやつか。わかった。迎え撃とう」

ウリエル「行っちゃうの?」

ディン「ウリエル、君は危険だからここで待ってて。すぐに戻るから」

ウリエル「待って。わたしも戦う」

ディン「戦うって...心得はあるのか?」

ウリエル「無いけど...戦わなきゃいけない気がするの」

ディン「ダメだ。そんな君を戦わせるわけにはいかないよ。大丈夫、ここで待ってるんだ。必ず戻ってくる」

ディンが立ち去ろうとすると服の袖を掴まれる

ウリエル「お願い...」

ディン「ウリエル...」

ディン。こいつに戦わせてやれ

ディン「ゴングナー?いや、でも...」

確かキサマは銃を持っていたな?そいつを渡してやればいい。少しは戦力になる

ウリエル「銃...それ、貸して?力になってみせる」

ディン「仕方ない...貸すよ。でも危なくなったらすぐに逃げるんだ。いいね?」

ウリエル「うん。大丈夫」

ディンはウリエルに銃を渡し、2人で旧フェンリルを出た


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