【安価・コンマスレ】インフィニット・ストラトス:Reboot
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名無しNIPPER
[saga]
2019/03/06(水) 18:08:52.59 ID:JPi/oclZ0
「ん…うぅ…。この感覚には慣れないなぁ…」
三度目のIS起動。視界が広がるこの感覚には、どうしても慣れない。
真後ろまで視ることが出来る上、様々な情報が映し出されるそれは、体感しないと分からない。
練習の時と同じように、焦らずISを動かしていく。今回は、アリーナの防壁に追突しないで済んだ。
「基本的な動作は問題無いようですね。でしたら、次は武器の操作や戦闘機動について説明しましょうか」
「…怪我…とかはしないんですよね?」
「うーん…。理論上はしますね。『絶対防御』を貫通出来れば、の話ですが」
「そういったことは試合ではまず起き得ません。気にすることは無いでしょう」
ホッ、と胸を撫で下ろす拓也。特に気にする様子もなく、クラリスは説明を続けた。
「試合で重要なことは、相手の動きを読むこと。そして、自分の動きを読まれないことです」
「IS同士では、高速戦闘が基本となりますから、先を考えて行動しないと、一撃当てるだけでも困難です」
「…そして、いつどんな武器をコールする(呼び出す)か。それを考えるのも、非常に重要です。例えば…」
徐に手を前に翳したクラリス。その手には、いつの間にかアサルトライフルが。
「私は、コールには0.4秒ほど必要です。巽さんもやってみてください」
「鞄から荷物を取り出すような、そんなイメージで私はやっています。参考にどうぞ」
「はい…。わっ…出た」
念じた二秒後、細長い槍が手元に呼び出された。
「…二秒ですか。一秒を切るまで、繰り返してやってみましょう」
「分かりました…」
クラリスの懇切丁寧な指導は、刻限まで続いた。
巽 拓也 Lv.2 未熟(0/60) +10
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