154: ◆QjbAJuMwBnbV[sage saga]
2019/07/14(日) 22:28:03.22 ID:5Jxnn+Dj0
放課後
ホームルームの終了まで10分ずれたまま進んだので
解散する頃には廊下も下校する生徒たちのざわめきで溢れていた
教科書を鞄に詰め込んで
花の髪留めをポケットに大事に入れて
準備は万端
逸る気持ちを抑えながらかえりみる
お昼休みは早めに部室に行って失敗した
今度もそうなりはしないかと不安になるけど
考えても仕方の無い事だし、無心で行こう…と
無心とは程遠い邪念雑念を抱えたまま、マルは部室への道を行くのでした
部室の前
部屋の中から漏れ聞こえてくる耳に馴染んだ声たち
千歌さんに果南さん
ダイヤさん
曜さん
そして、梨子さんの声も
鞠莉さんは、放課後は特に合流が遅れることが多いけど
あ、今日はもう来てるみたい
ポケットの中の髪留めを握って、心の準備をする
ルビィ「みんなもう来てるみたいだね」
そう言ってルビィちゃんがドアを開ける
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