りあむ「信じても、いいですか」
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18: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2019/02/27(水) 22:50:25.45 ID:aP5KLD6H0
これでもうイヤな思いは終わり。
疲れないし、しんどくないし、人の目にやむこともない。
散々迷惑かけて裏切ったんだ。普通の人なら見捨てるに決まってる。
……Pサマを裏切ったことだけは、少し心が痛んだけど。
でももう耐えられない。だからぼくは逃げ出したんだ。
以下略 AAS



19: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2019/02/27(水) 22:51:10.01 ID:aP5KLD6H0
なんで??

なんでこの人は怒らないの?

なんでこの人はぼくを見つけるの?
以下略 AAS



20: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2019/02/27(水) 22:51:39.78 ID:aP5KLD6H0

ヘンだ。

こいつヘンだ。

以下略 AAS



21: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2019/02/27(水) 22:52:14.65 ID:aP5KLD6H0
「迷惑なんて、いつ俺が言ったんだ」

「いうわけないだろ!!!お前はプロデューサーなんだから!!!」

「けど迷惑に決まってる!!関係ない人に頭下げて、遅くまで付き合って、いつもいつも歩き回って!!」
以下略 AAS



22: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2019/02/27(水) 22:52:56.76 ID:aP5KLD6H0
「……本気で言ってるのか」

声色が変わった。今まで聞いたことのないような怖い声。

「りあむ。本当に、アイドル辞めるのか」
以下略 AAS



23: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2019/02/27(水) 22:53:27.26 ID:aP5KLD6H0

「………………だって」

「…………………………だってぼくには、なにもないから」

以下略 AAS



24: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2019/02/27(水) 22:54:08.53 ID:aP5KLD6H0

「何度もPサマは応援してくれてるけど……ぼくにだって、わかるよ」

「学校にさえ満足に通えない。人とちゃんと喋ることすらできない」

以下略 AAS



25: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2019/02/27(水) 22:54:38.08 ID:aP5KLD6H0

「卯月ちゃんのような笑顔も、千早ちゃんのような歌も、冬馬くんのようなカッコよさも」

「輝くんのような熱さも、美嘉ちゃんのようなカリスマも、美希ちゃんのようなキラキラも」

以下略 AAS



26: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2019/02/27(水) 22:55:04.49 ID:aP5KLD6H0

「なにもないぼくにアイドルなんかできっこないっ!!だったら―――」

やらないほうがいい。
そう出るはずだった言葉は、無茶苦茶な声でかき消された。
以下略 AAS



27: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2019/02/27(水) 22:55:36.27 ID:aP5KLD6H0

時間が止まったみたいだった。

視界はぐちゃぐちゃに歪んで、喉はカラカラ。
頭の中はまっしろで、胸の中には言葉にできない気持ちが渦巻いてる。
以下略 AAS



28: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2019/02/27(水) 22:56:25.56 ID:aP5KLD6H0

「りあむはちゃんと持ってるだろ!『アイドルになりたい』って気持ちを!」

「みんなに好きになってほしい、尊いアイドルになりたいって、俺に言ってくれたじゃないか!」

以下略 AAS



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