21: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/02/27(水) 19:40:20.40 ID:LYvk9DjV0
うっちー「...!」
うっちー(なんか急に笑いだした...!?)
うっちー(キ、キモ────)
────ズキッ...!
その時、心に一撃が御見舞される。
彼女のキモいと言うワードは純度100%の悪口ではない。
だが友達ができたという感情で浮かび上がった彼女の笑顔は果たしてキモいのか。
うっちー「...」
うっちー(...別にキモくないか)
うっちー「...なんで笑ったの?」
もこっち「え...えっと...」
もこっち「わからない...友達と一緒に帰るのが嬉しかったのかも...」
うっちー「...今度、田村やまこっちとかと一緒に帰る時は私も誘って」
もこっち「...え?」
うっちー「"友達"と一緒に帰るの、嬉しいんでしょ?」
もこっち「...おぉ」
うっちー「あぁでも...田村は結構嫉妬深そうだから、いきなり私が居たら機嫌損ねそう」
もこっち「確かに...まぁそこがゆりちゃんの可愛いところなんだけどな」
うっちー「言えてる、そうだ聞いてよ、田村ってばディズニーの時に私のことを抓っ────」
顔見知り程度の彼女らの関係は進む。
既に空の雨雲はただの曇り空へと変わり果てたというのに。
2人の少女を包み込む花柄の傘は、一向に閉じる気配などなかった。
〜〜〜〜
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