14: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/02/27(水) 19:35:11.40 ID:LYvk9DjV0
もこっち「...」
もこっち(...さて、どうするか)
もこっち(このままだと、特に会話もすることなく過ごすことになるが...)
うっちー「...」
もこっち(流石に奢ってもらっといてずっと黙ってるのは悪いな...なんか話題でも見つけるか)
その時だった、彼女は動いた。
自分のコーヒーにミルクを入れるために。
適当に入れたと思われる白が、黒の表面を彩った。
もこっち「あ...」
うっちー「...なに?」
もこっち「いや...それ...」スッ
うっちー「...あっ」
指を向けられようやく気づけた。
その着眼点はまるで子どものような鋭さ。
大人になるにつれ、どこかに置いてきた想像力がここに。
うっちー「...ハートみたい」
もこっち「え...」
もこっち(私にはケツに見えたんだが...)
うっちー「...」ジー
もこっち(ハートを見つめてやがる...意外と少女趣味なのか?)
もこっち(もっとドライな奴だと思ったんだが...よくわからない奴だな)
もこっち(...私も飲むか、豆乳なんて久々に飲むな)
もこっち「...」スッ
もこっち(...お、意外とはちみつがたくさん入ってる)
人の内面というモノは見えない。
この飲み物と同じである、蓋を開けてみないと。
それに人によって見え方は違う、ハートがお尻に見えたり。
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