74:名無しNIPPER[saga]
2019/03/14(木) 10:35:47.73 ID:uUQDoSUJ0
「今すぐ、こんな事は止めさせて下さい。Pさんの為にも、智絵里ちゃんの為にも」
「いや、無理です」
二人を思ってのちひろの発言であったが、それをPはばっさりと断った。
それも有無を言わさずの、即答をしてでの事であった。
「無理って、何でですか」
「それを言った所で、智絵里は絶対に止めたりしないからですよ」
「いや、でも……Pさんが説得をすれば……」
「だから、説得をする事自体が無駄なんです」
きっぱりとそう断定するPの瞳には、強い否定の色が浮かんでいた。
強い感情を宿した瞳を前にして、ちひろはたじろいでしまう。
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