44:名無しNIPPER[saga]
2019/03/12(火) 13:44:24.85 ID:rQmaNOpb0
「という事は、まだこの中にも何かが……」
それを確認しようと、ちひろは大胆にもテープを剥がしに掛かる。
しかし、どうにも嫌な予感がしてならないと、自分の第六感がけたたましく警鐘を鳴らしている。
「だ、大丈夫……よね?」
得体の知れぬ不気味さを前に、ちひろは不安に駆られる。
だが、もうお守りの中身を空けてしまった以上、引き返せない所まで来ている事に変わりは無かった。
「……うん、きっと大丈夫よ」
自身を安堵させる為にも、ちひろは自分に言い聞かせる様にそう言った。
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