【シャニマスSS】霧子「チョコレート、ツツジの花、フォークダンス」
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13: ◆/rHuADhITI[sage saga]
2019/02/15(金) 00:00:19.10 ID:zDo8rKZ40
霧子「恋鐘ちゃん。その……伝言、なんだけど……」

まだ時間があるのなら、最後の頼まれごとまで果たしてしまおう。

恋鐘「伝言? プロデューサーから?」

霧子「うん。その……『これからは、そういう時には必ず一声かけること』」

伝言の意味するところは知らない。

プロデューサーさんには『言えば伝わるから』と聞いていた。

実際その通りだったようで、恋鐘ちゃんの顔がみるみる青くなる。

恋鐘「うっ……プロデューサーの言う通りたい。こればっかりは、ちゃーんと反省せんといかんばい……」

恋鐘ちゃんがガックリと肩を落とした。

だから慌てて、その伝言の続きを言う。

霧子「『だけど、よくやったぞ』」

恋鐘「……! ホント!? ホントに、そう言っとったと!?」

霧子「う、うん……」

恋鐘「〜〜っ! やっぱりプロデューサーは、よーく分かっとるたいねっ!」

今度は黄色い笑顔。

霧子「……『あと、スマホ忘れには絶対に厳禁。気をつけること。覗かれたって文句は言えないぞ』」

恋鐘「あ……」

霧子「『俺は覗いたりしないけどさ』」

恋鐘「……っ! そ、それはいかんばいっ! プロデューサーは、絶対にいかんよ!!」

最後に、シュッと赤く染まる。

恋鐘「プロデューサーに見られたら、うち、死んでしまうけん……」

コロコロと表情を変える恋鐘ちゃんを見ていると、こちらまで楽しい気持ちにさせられる。

それでいて、そんな恋鐘ちゃんはとても可愛らしい。

おそらく誰が見たってそう思う。



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