3:名無しNIPPER[saga]
2019/02/14(木) 18:29:38.58 ID:HCYRpEUW0
「よいしょっ、と」
書類の束を両腕に抱え、ソファーに深々と座ったこの男はキュート部署のプロデューサーの1人。
年は若いが、言動が所々中年臭い男である。
「ちょっとー、杏が寝てるんだから他所に行ってよ」
男が座ったソファーに先に寝そべっていた小柄な少女の名前は双葉杏。
身長こそ139cmと小学生のそれだが、実年齢は花も恥じらう17才。しかし、だらしなさだけを見ればまるで男子のよう。
「悪い悪い、小さすぎて見えなかったんだよ。金平糖やるから許してくれ」
「失礼だなぁ。まぁ許す」
軽口を叩きつつ、プロデューサーは書類仕事を、杏は再びだらけ始めた。
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