理樹「おそらく人違いで知らない人からキーアイテム的な物を渡された」
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5:名無しNIPPER[sage]
2019/02/14(木) 12:38:34.95 ID:ljEZV2mB0
来ヶ谷「こういう人を探しているんですが」

理樹(すかさず来ヶ谷さんが男の人へ写真を見せた。すると男の人は写真を確認するなり、急に酔いが覚めたように背筋を伸ばした)

おじさん「ああこの子か!知ってるよ!」

理樹「本当ですか!?」

おじさん「ああ。確かちょっと前までよくこの辺で募金活動をしていた子だっ」

理樹「へぇっ、まるで小毬さんみたいだ」

来ヶ谷「………むっ」

理樹(その時、来ヶ谷さんが一瞬妙な声を漏らした)

理樹「どうしたの」

来ヶ谷「……いや、なんでも」

理樹「そう?」

理樹(少しスナックのママさんに視線を移したかと思ったが、来ヶ谷さんはそれっきりだった)

ママ「え、ええと。それでアナタこの子が今どうしてるか分かる?」

おじさん「そうだなあ。この子は美人だったから度々町の噂にはなっていたが……ああ、そうだ。確かナントカって名前の花屋で働くことになったからしばらく募金活動は出来ないとか言ってたっけ」

理樹「そ、その店の名前は!?」

おじさん「ちょっと待てよ…確か……あ!そうだ、確かチェリーブロッサムって名前だったはず!」

理樹(幸運だった。まさかこんな短時間でこの写真の女性が働いている店の先まで分かるなんて!)

理樹「よーし、ありがとうございましたお二人とも!来ヶ谷さん行こう!」

来ヶ谷「……ああ、そうだな」

理樹(なんとなくだが、さっきから来ヶ谷さんの口調が歯切りの悪い感じがする)

バタンッ

カランカランッ

ママ「…………」

おじさん「…………」


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