もこっち「モテないし魚を見る」
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7: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/02/11(月) 20:46:18.06 ID:heMF92ie0

加藤さん「それに熱帯魚専門店...私も気になってきちゃったかな」


もこっち「...」


彼女は今までぼっちで過ごしてきた。

だからこそ、人1倍に他人の気遣いというモノに敏感。

この加藤さんという女性は、自分では答えを導き出せなかったことを。


もこっち(...たぶん場所を聞かれても答えられなかったから、気を使ってくれたんだな)


もこっち(なんか悪いことしたな...だけど、やっぱりこの人は"お母さん"だ)


もこっち(...なら、私に言えることは気を遣わせない言葉だな)


もこっち「か、加藤さんが良いなら...一緒に行こ?」


加藤さん「...えぇ!」


一緒に行こうという言葉。

それがどれだけ軽いモノなのか。

軽いからこそ、彼女に対して重みを残さずにいられる。


もこっち「大体の方角はお父さんから聞いてるんだよね」


もこっち「住宅街近くの貸しビルの1、2階に店舗を構えてるらしいんだ」


加藤さん「そうなんだ」



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