もこっち「モテないし魚を見る」
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5: ◆O.FqorSBYM[sage]
2019/02/11(月) 20:42:55.10 ID:heMF92ie0

もこっち「...」ジー


???「...あれ?」


駅のロータリーで携帯を凝視している。

すると、後ろの方からとある声が聞こえた。

その優しさと包容力が備わる声色の持ち主など、1人しかいない。


加藤さん「────黒木さん?」


もこっち「...へっ!? か、加藤さんっ!?」


加藤さん「おはよう、どうしてここに?」


もこっち「えっと...ちょっと用事で...か、加藤さんは?」


加藤さん「ここ、私の最寄り駅なんだー」


加藤さん「今日は予定がなくて、映画でも見に行こうかと思って」


もこっち「そ、そうなんだ...」


もこっち(加藤さんとバッタリかよ...こんなことならもうちょい気合入れた服で来ればよかった...)


加藤さん「それで、用事って?」


もこっち「え、えっとね────」


彼女は携帯を凝視していた理由を伝えた。

吃るもこっちの言葉を全て受け止めてくれるのが加藤さん。

だが今日は違う、ある1つの疑問がソレを阻害させてしまった。



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