4:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:31:07.65 ID:5L3ODKzL0
ヴィーネ「……まさか、あんた……」ズイッ
ガヴ「ちょ、ちか、近いって……」
ガヴ(もしかして、ヴィーネの奴、今ので私の気持ちに気付……)
5:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:33:17.17 ID:5L3ODKzL0
ガヴ(ともかく、言い訳できるネタが出来て良かった)
ガヴ「そう、そうなんだよ〜。汚い物嫌いなヴィーネが触ったらどんな反応するかな〜って。想像通りの反応してくれてほんと嬉しいよヴィーネ。うん。ほんと。ただの出来心だからその袋広げてこっちに近づいてくるのやめていただけないでしょうか!?」
ヴィーネ「問答無用!」バサァ
6:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:34:06.22 ID:5L3ODKzL0
ガヴ「ヴィーネの奴、濡れ衣に対しての罰が重すぎるだろ……」
ガヴ(でも、今日も楽しかった。いつも通り、楽しかった)
ガヴ(……いつも通り、か。ヴィーネを好きなことが、私にとっていつも通りになってるなんてな)
7:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:34:46.74 ID:5L3ODKzL0
ヴィーネ(だって、好きだって分かっても、出来ることも、したいことも何もない。)
ガヴ(キスとかハグとか、私の気持ちを受け入れられなくても良いとか、特別なことを全くしたくないっていうなら、そりゃあ嘘だけど)
ガヴ(それより私は、ヴィーネといつも通りを過ごせる方が、何倍も嬉しい)
8:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:35:49.22 ID:5L3ODKzL0
ガヴ(とにかく、そんないつも通りが、ヴィーネと過ごす、私だけの特別ないつも通りが、私にとって一番大切で)
ガヴ(それはきっとヴィーネも同じ。ヴィーネも私のことが一番大切に違いないから)
ガヴ(そんな大切ないつも通りを過ごせる瞬間が、私は一番幸せ……)
9:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:36:38.80 ID:5L3ODKzL0
月日。
ガヴ「……やっと皆帰ったな」
ヴィーネ「教室がもぬけの殻になるのって意外とかかるのね。皆ガヴみたいにさっさと帰るものだと思ってたわ」
10:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:38:35.96 ID:5L3ODKzL0
ヴィーネ「……ガヴ、真剣に聞いてくれるって約束して」
ガヴ「はいはい。分かってるから早く話してよ」
ガヴ(一体何事なのか、気になってしょうがないじゃんか……)
11:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:39:37.55 ID:5L3ODKzL0
ガヴ(その突然の告白に、私は堪えられなかった)
ガヴ「ふふ、ふっ、ひゃ、あはははははは!!!!」
ヴィーネ「ちょっ、何で笑うのよ!?」
12:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:41:00.86 ID:5L3ODKzL0
ガヴ「危うくヴィーネに殺されるところだった……」
ヴィーネ「死因恋バナなんてそれで良いのアンタ」
ガヴ「で、その好きな人って一体誰のことなんだ?」
13:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:41:44.89 ID:5L3ODKzL0
ヴィーネ「そう、タプちゃんのことが好き。あんまりはっきり言わないでよ……」
ガヴ(一気に頬が上気して、おどおどしだした。こりゃ本物だな……)
ヴィーネ「せんぱいせんぱいって、私を慕ってくれるの。それがもう可愛くて可愛くて……」
14:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:42:41.61 ID:5L3ODKzL0
ヴィーネ「そう。私、タプちゃんに告白したいの。でも一人じゃガチガチに緊張しちゃって、気まずくなっちゃうかもしれないから、ガヴに一緒に来てもらいたくて……」
ガヴ「いいよ」
ヴィーネ「うん、やっぱりダメよね。引きこもりのあんたが外に出て来るとは思えないし……」
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