31:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 22:06:43.06 ID:5L3ODKzL0
ヴィーネ「……何よ、自分をひたすらに責めて。らしくもないわね」
ヴィーネ「確かに、告白のチャンス云々は、ちょっと嘘ついた。でも、別段気にしてないのも本当なの」
ヴィーネ「自分の恋より、私はガヴがこんなことを気に病む方が辛い。ガヴがいつも通り、幸せそうにいてくれる方が、私は嬉しい」
32:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 22:08:37.39 ID:5L3ODKzL0
ガヴ「……何だよ……」
ガヴ(こんな立場なのに、心が温かくて、しょうがない)
ガヴ(そうだ、私は元より、ヴィーネの恋を叶えるためにここに来たんだ。理由はこの気持ちへの恩返しってことにすればいい。ガラじゃないなんて、知った事か)
33:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 22:09:36.85 ID:5L3ODKzL0
ガヴ「お、驚かして悪かった、ヴィーネ!」
ヴィーネ「別にいいわよ。それより、大丈夫なの?」
ガヴ「あぁ、実は最近風呂に入ってなくてさ、朝から小蠅が鬱陶しかったんだ。それで、地獄に送ってやろうかと思って、ありったけの力を込めて、そんで、ばーん! って」
34:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 22:10:14.23 ID:5L3ODKzL0
ガヴ「やー、悪い悪い! 今手洗うのに忙しいから、先戻っててくれよ」
ヴィーネ「はいはい……タプちゃんにもそう言っておくわ。あの子、あんたの豹変に怯えてたんだからね」
ガヴ「っ……良いから、早く行けって」
35:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 22:11:17.76 ID:5L3ODKzL0
タプ「て、天真先輩! その、大丈夫ですか?」
ガヴ「わりーわりー、ヴィーネがいなかったら風呂入るのも億劫でさぁ」
タプ「もう、天真せんぱいは月乃瀬せんぱいに頼り過ぎですよ!」
36:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 22:11:57.22 ID:5L3ODKzL0
ガヴ「でも本当に面倒見が良くて優しいんだよなーヴィーネは。きっといいお嫁さんに、なれるだろうなぁ〜……」
ヴィーネ「ちょっとガヴ! いくら何でも露骨じゃない、タプちゃんに怪訝な目で見られたら……」
ガヴ「大丈夫大丈夫、事実そうなんだし、それに……」
37:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 22:12:38.42 ID:5L3ODKzL0
ガヴ「おーいマスター、おかわりー」
マスター「はいはい、何にするんだい?」
ガヴ「私はLサイズのコーラ。二人は?」
38:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 22:14:07.02 ID:5L3ODKzL0
マスター「お待たせ、コーヒー二つと、Lサイズのコーラだよ」
ヴィーネ「ありがとうございま……」
ガヴ「あーっとぉ! 何か知らんが急にコーヒー二杯飲みたい気分になっちまったー!!」ガサッ
39:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 22:14:46.70 ID:5L3ODKzL0
タプ「でも天真せんぱい、ストローが二つあっても飲み物が一つだけじゃ意味なくないですか?」
ガヴ「大丈夫大丈夫、ちゃんと飲める方法があるから。な、ヴィーネ!」
ヴィーネ「へっ!? あ、や、確かにあるといえばあるけど、でも……」
40:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 22:16:11.97 ID:5L3ODKzL0
タプ「月乃瀬せんぱいとなら、その、嫌じゃないです!///」
ヴィーネ「そ、そっか。私も、タプちゃんとなら構わないっていうか、寧ろ……///」
タプ「……///」ヴィーネ「……///」
41:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 22:16:51.47 ID:5L3ODKzL0
ガヴ(……全く、良い雰囲気ですこと)
ガヴ「……マスター」
マスター「ふふ、どうしたのだいお嬢さん」
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