10:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:38:35.96 ID:5L3ODKzL0
ヴィーネ「……ガヴ、真剣に聞いてくれるって約束して」
ガヴ「はいはい。分かってるから早く話してよ」
ガヴ(一体何事なのか、気になってしょうがないじゃんか……)
11:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:39:37.55 ID:5L3ODKzL0
ガヴ(その突然の告白に、私は堪えられなかった)
ガヴ「ふふ、ふっ、ひゃ、あはははははは!!!!」
ヴィーネ「ちょっ、何で笑うのよ!?」
12:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:41:00.86 ID:5L3ODKzL0
ガヴ「危うくヴィーネに殺されるところだった……」
ヴィーネ「死因恋バナなんてそれで良いのアンタ」
ガヴ「で、その好きな人って一体誰のことなんだ?」
13:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:41:44.89 ID:5L3ODKzL0
ヴィーネ「そう、タプちゃんのことが好き。あんまりはっきり言わないでよ……」
ガヴ(一気に頬が上気して、おどおどしだした。こりゃ本物だな……)
ヴィーネ「せんぱいせんぱいって、私を慕ってくれるの。それがもう可愛くて可愛くて……」
14:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:42:41.61 ID:5L3ODKzL0
ヴィーネ「そう。私、タプちゃんに告白したいの。でも一人じゃガチガチに緊張しちゃって、気まずくなっちゃうかもしれないから、ガヴに一緒に来てもらいたくて……」
ガヴ「いいよ」
ヴィーネ「うん、やっぱりダメよね。引きこもりのあんたが外に出て来るとは思えないし……」
15:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:44:01.35 ID:5L3ODKzL0
ヴィーネ「えっ、良いの!? 本当に!? どうして!?」
ガヴ「別に、ただの気分だよ。それに、告白しようとあたふたするヴィーネとか、ちょっと見てみたい気もするし」
ヴィーネ「ガヴらしい、優しさの欠片もない理由ね……。でも助かるわ。本当にありがと」
16:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:45:23.46 ID:5L3ODKzL0
ガヴ「あ、タプから返事来た。『わぁ〜、是非行きます、お誘いありがとうございます!』だってさ。果たしてお前に、タプの期待を先延ばしできるかぁ?」
ヴィーネ「あぁもう分かったわよ! 明後日、いつもの喫茶店ね!」
ガヴ「うい決まり〜。じゃ、また日曜日な〜……」
17:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:46:18.97 ID:5L3ODKzL0
ヴィーネ「なんで……。誰に頼ろう、って考えた時に、ガヴが一番最初に浮かんで、一番しっくりきたから、かしら」
ガヴ「そ、一番ね」
ヴィーネ「それに、天使を好きになったとか、女の子を好きになったとか、そういうところを気にも留めないだろうなぁ、って思ったから」
18:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:47:12.96 ID:5L3ODKzL0
月日。
ガヴ「いや、なんで私が一番乗りなんだよ……」
ガヴ(遅れないように、とか変な使命感抱くんじゃ無かった……)
19:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 21:48:06.88 ID:5L3ODKzL0
ヴィーネ『ガヴが一番初めに浮かんで、一番しっくり来たから……』
ガヴ(私はヴィーネの一番なんだ。たとえヴィーネが他の誰かを好きになったって、あくまで一番は私なんだから)
ガヴ(なら何にも、戸惑う必要なんてないよな)
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