8: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/02/05(火) 21:29:18.70 ID:4nY8lxvX0
〜〜〜〜
ネモ「────おまたせっ!」
もこっち「おう」
ゆり「...」
ネモ「田村さんの方が早かったんだ」
もこっち「そうだよ、いいからこの荷物を持ってくれ...」
ネモ「あ、うん」
4人分の鍋材料が手渡される。
ある程度鍛えているネモですら重さを感じるモノ。
これを1人で、しかも己の最寄り駅まで運んだ彼女の腕は乳酸まみれ。
ネモ「結構重たいね」
もこっち「4人分だからな...流石に可哀想だから半分持つよ」グイッ
ネモ「あ、ありがと...」
その光景はまるでアニメのような。
ネモの好きな日常系の代物ではなく、どちらかというと少女漫画のような。
どちらにしろその非日常感がたまらない、2人で買い物袋を運ぶその光景が。
ネモ「〜♪」
もこっち(...さっきからヤケに上機嫌だな、ってツッコみたいけど)
もこっち(袋が重すぎて喋る余裕がないわ...それに...)チラッ
横目で見ると何かを感じる。
その何かとは、もはや明白であった。
狂気とまでは行かないが、やや鋭い目線がそこにあった。
64Res/56.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20