24: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/02/05(火) 21:45:03.46 ID:4nY8lxvX0
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智貴「...」
──しゃぁぁぁぁ...
シャワーからお湯が流れる。
それはまるで洗礼のような光景であった。
頭に被る、この流れるお湯が彼の認識を揺らがせる。
智貴(...アイツ、友達できたんだな)
智貴(さっきみたいなことを言ってきても...あの人たちは別に引いたりしていなかったな)
智貴「...」
智貴「...アホくさ、なんてアイツのこと考えてんだ」
智貴「さっさと洗って寝るか...明日は朝練あるし...」
──ガラッ!
その時だった、後ろかな何かが聞こえる。
まるで引き戸を開けられたような音、まさしくそうであった。
だが音はそこまで、風呂場への扉までは開かれていない。
もこっち「おい、お前タオル忘れてるぞ」
智貴「あぁ...? 悪い...」
もこっち「...」
悪い、それは感謝の意。
違和感が彼女を遮った、やはりどこか様子がおかしい。
いつもなら直接的な言葉は愚かそれを暗喩させることすらないのに。
もこっち「...なぁ、どっか調子悪いのか?」
智貴「...」
智貴「なんでもねぇよ、もう出るからさっさとどっかいけよ」
もこっち「お、おぉ...」
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