20: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/02/05(火) 21:41:46.11 ID:4nY8lxvX0
もこっち「──おーい、持ってきたぞ」
先程自室から持ってきたゲーム機。
そこに円盤をセットするとテレビの様子が変化する。
つまらないニュース番組から、なにか盛大なモノへと。
ゆり「...これ知ってる」
もこっち「そう? 別のにしようか?」
ゆり「いいよ、智子と一緒に見るのは初めてだし...」
ネモ「これって、どんな映画なの?」
もこっち「自分の目で確かめろ」
智貴「...」モグモグ
比較的古い洋画であった。
そこにいたのは黒人の女性、彼女が主人公である。
売れない歌手である人物が冒頭のストーリーを彩っていく。
智貴「...これ、親父がよく見てたヤツだな」
もこっち「あぁ、なぜか私の部屋にDVDあったから懐かしくて持ってきた」
ネモ「そうなんだ」
ゆり「...」ジー
皆、食事よりも映画に夢中であった。
名作という物は色あせない、その様子が伺える。
片手間に鍋をつついていると彼女がある行動に移る。
ゆり「...そうだ、鍋の分のお金払ってなかったね」
ネモ「あ、そうだった...流石にご馳走のままだとアレだから、いくらか払うよ」
もこっち「あー...お母さんのお金で買ったから、受け取っておくか...」
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