二宮飛鳥「嗚呼素晴らしきこの日常」
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6: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/02/03(日) 21:07:38.66 ID:J29ir0nRO
梨沙「時は20XX年。技術の進歩で人類は繁栄の一歩をたどっていた――」

飛鳥「繁栄の一途だね」

梨沙「しかし、光あるところに必ず影はある。華やかな生活を送るために搾取をする側、その犠牲となる搾取される側――世界の歪みもまた、大きくなり続けていた」

飛鳥「なかなかダークな世界観だ」

梨沙「しかし! その影を照らすスーパーセクシーなビューティフル怪盗がここにひとり!」

飛鳥「急に横文字が増えたな……」

心「そして光に包まれたセクスィースウィーティーな超美人令嬢がここにひとり☆」

梨沙「ふたりが紡ぐ物語の行方は……って! ちがーうっ!!」

梨沙「ちょっと、勝手に割り込まないでよ! 思わずナレーション変えちゃったじゃない!」

心「てへぺろ♪」

飛鳥「しかし新キャラとしては心さんくらいアクの強い人物を投入するのはアリじゃないか? 途中参戦のキャラクターはそれくらいの方が埋もれずに済みそうだ」

梨沙「それはそうなんだけど、世界観壊れそうなのよねー」

心「そんなことないない☆ はぁとにかかればみーんなスウィーティー☆」

梨沙「それが世界観壊すって言ってるのよ」

心「はぁとは、ただみんなを幸せにしたいだけなのに……この暗く染まった世界をスウィーティーに変えたいだけなのに……そのためならなんでもやるのに……」

飛鳥「思考がラスボス型に染まり始めているぞ」

梨沙「こういう役なら組み込めそうね……どうせだし、飛鳥も出る?」

飛鳥「ボクも? 枠、余ってるのかい」

梨沙「怪盗側に新キャラがもうひとりくらい欲しいのよね。新しい風ってヤツ?」

飛鳥「しかし、怪盗リサにはオトハという優秀な右腕兼執事がいただろう。彼女、プライドが高いうえに独占欲強そうなキャラだったし、新顔が加わるのに難色を示すんじゃないか?」

梨沙「そのオトハに気になる男ができるところからお話が始まるのよ。愛を育むことに集中してほしいリサは、怪盗業からオトハをクビにするの。どうしても食い下がるなら執事も辞めさせるわよって」

心「意外とストーリー練られてるね」

梨沙「だから意外とってなによ!」

飛鳥「不器用な優しさが演者によく似ているね」

梨沙「アタシ不器用じゃないけど?」

飛鳥「………」

心「………」

梨沙「なんで黙るのよっ!」

飛鳥「自分を客観視するというのは難しいものさ」

心「わかるわ」

梨沙「よくわかんないけど、馬鹿にするなら脚本手伝いなさいよね!」





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