5: ◆WODiPzWX8U
2019/02/01(金) 01:39:24.58 ID:ass8TNog0
ゴールド「ハッサム！バレットパンチだ！」
寡黙で、どこか人より大人びていて、並のベテラントレーナーを凌駕する圧倒的なポケモンバトルの才能、悩む人を助ける優しさ、果てには復活しかけたロケット団の暴走を止めるまでの勇気と行動力を持ち合わせた少年。
誰もが彼を頼り、誰もが彼に挑み、誰もが彼を讃えた。
しかし、彼が事を為せば為すほど、彼は孤高に、孤独になっていった。
6: ◆WODiPzWX8U
2019/02/01(金) 01:39:59.00 ID:ass8TNog0
イブキ「キングドラ、れいとうビームよ！」
しかしイブキは違った。
イブキは彼を疑った。
精強なトレーナーとしてでは無く、
7: ◆WODiPzWX8U
2019/02/01(金) 01:40:25.57 ID:ass8TNog0
イブキ「……ッ！りゅうのいぶき！」
気づけば、いつもイブキのことを考えていた。
バトルの時に檄を飛ばす凛々しい顔。
頑張ったポケモン達を労う慈愛の顔。
8: ◆WODiPzWX8U
2019/02/01(金) 01:41:01.38 ID:ass8TNog0
イブキ「もうっ！……とどめよ！キングドラ！ハイドロポンプ！」
ゴールド「……」ﾎﾟｰｯ
ゴールド「！」ﾊｯ
9: ◆WODiPzWX8U
2019/02/01(金) 01:41:34.45 ID:ass8TNog0
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【ニビシティ】
タケシ「ゴールドくんから尋ねてくるなんてめずらしい！」
10: ◆WODiPzWX8U
2019/02/01(金) 01:44:12.51 ID:ass8TNog0
・
・
・
ゴールド「それでかくかくしかじか……」
11: ◆WODiPzWX8U
2019/02/01(金) 01:46:05.56 ID:ass8TNog0
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【フスベシティはずれの岩場】
イブキ「どうしたの？こんなところに呼びだして」
12: ◆WODiPzWX8U
2019/02/01(金) 01:46:37.41 ID:ass8TNog0
ゴールド「イブキさんのことが好きです」
イブキ「……え？」
ゴールド「イブキさんのことが……」
13: ◆WODiPzWX8U
2019/02/01(金) 01:47:29.39 ID:ass8TNog0
イブキ「……」
イブキ「……ほんとうに、いいの？」
ゴールド「？」
14: ◆WODiPzWX8U
2019/02/01(金) 01:48:42.35 ID:ass8TNog0
ゴールド「イブキさん……」
イブキ「イブキでいいわ」
ゴールド「じゃあ……イブキ……」
15: ◆WODiPzWX8U
2019/02/01(金) 01:49:10.28 ID:ass8TNog0
イブキ「ありがとう、そして、ごめんなさい。年下のあなたにここまで言わせてしまって」
ゴールド「いいんです」
イブキ「本当は、気づいていたのよ。あなたが毎日のようにやってくる理由に」
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