54: ◆71NsoKrlNY[sage saga]
2019/01/31(木) 21:19:15.04 ID:47Kesv1n0
Case7:アイドル楽しすぎるせいで昔の鋭さどっか行っちゃった系アイドル
加蓮「あー今日も撮影終わったー。レッスンよりも体力は使わないけど、気持ちは疲れるなー」
モバP「お疲れ様。長丁場がんばったな。ほい、お疲れ様のスポーツドリンク」
55: ◆71NsoKrlNY[sage saga]
2019/01/31(木) 21:23:11.21 ID:47Kesv1n0
加蓮「えー? こう見えて、けっこう同世代の中では育ってるほうなんだよ? ……あ、そうだ」
モバP「ん、どうした?」
加蓮「私、こんなに育ったよ……プロデューサーが、私をここまで育ててくれたんだよ。その、ごつごつした指で、一生懸命育ててくれたから……」
56: ◆71NsoKrlNY[sage saga]
2019/01/31(木) 21:32:36.95 ID:47Kesv1n0
モバP「俺なんかにそんなことしてどうするんだよ……」
加蓮「Pさぁん、私、ご飯食べたいなー? もし連れてってくれたら、私、Pさんのこと好きになっちゃうかも!」
モバP「上目づかいで必死にアピールしてるところに努力が見えますが、露骨すぎますね。60点」
57: ◆71NsoKrlNY[sage saga]
2019/01/31(木) 21:44:22.79 ID:47Kesv1n0
加蓮「一緒のベッドって……ふぇええ!? ちょ、ちょっとPさん! さすがに冗談だよ!」
モバP「あ、そうだ。大事なこと忘れないようにしなきゃ」
加蓮「な、何!?」
58: ◆71NsoKrlNY[sage saga]
2019/01/31(木) 21:46:14.28 ID:47Kesv1n0
加蓮「はぅ。あれ? 私、もしかしてなんか変なこと言ってた?」
モバP「変なことってか、どこかのカリスマみたいに純情で自爆してた」
加蓮「なんだ、からかわれただけか……残念なような、ホッとしたような」
59: ◆71NsoKrlNY[sage saga]
2019/01/31(木) 21:47:31.31 ID:47Kesv1n0
加蓮「ちょっとプロデューサー。今聞き捨てならないことが聞こえたんだけど。ほかの子たち、家に行ってるの?」
モバP「いや、ときどき、ときどきな? ほら、加蓮だって前来たことあるだろ?」
加蓮「うんそうだね。だいぶ前にね。で、何日とか言った? 昨日や一昨日も来たってこと?」
60: ◆71NsoKrlNY[sage saga]
2019/01/31(木) 21:50:23.11 ID:47Kesv1n0
加蓮「へぇ。ずいぶん家にアイドルが来るんだね。モテモテだねプロデューサー。で、何してたの?」
モバP「あの、加蓮さん? 怒ってらっしゃる? ものすごく怒ってらっしゃる?」
加蓮「そうだね。私には口うるさく言うくせに、ほかの女はホイホイあげちゃうようなプロデューサーにはちょっと怒ってるかも。で、何してたの」
61: ◆71NsoKrlNY[sage saga]
2019/01/31(木) 21:53:25.59 ID:47Kesv1n0
加蓮「ふーん……私をこんな風にしておいて、ほかの子にもそういうことしてたんだー」
モバP「いや、こんな風ってアイドルとしてだよね? プロデューサーだからね? お仕事としてね?」
加蓮「……私もお仕事としてしょうがなく相手してたんだ?」
62: ◆71NsoKrlNY[sage saga]
2019/01/31(木) 21:55:53.83 ID:47Kesv1n0
蓮「そんな、やだ、急に私のこと一人の女として見てるなんて……」
モバP「え、ちょま、接してると言っただけで見てるとは」
加蓮「何か違うの? はっきり言って。いますぐ。ここで」
63: ◆71NsoKrlNY[sage saga]
2019/01/31(木) 21:57:50.04 ID:47Kesv1n0
加蓮「あー面白い。Pさんホントに必死なんだもん、16の小娘相手に。ねぇねぇ、私の演技どうだった?」
モバP「……よかったよ。無表情に詰め寄るところとかすごい迫真だったわ。さ、気は晴れたか? そろそろ帰るぞ」
加蓮「や、まだ終わってないから」
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