千歌「私たちは、将棋で語り合う」
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14: ◆0D1SCSrCGw[saga]
2019/02/08(金) 02:25:27.68 ID:6PLyr3hR0
〜同日 放課後 将棋部部室〜

曜「うーん……やっぱ芳しくないね」ベチッ

千歌「うーん……どうすれば集まるのかなぁ…」パチッ

曜「将棋ってあんましパフォーマンス的でもないから大きく宣伝することも難しいもんね」ベチ

千歌「そーなんだよねぇ……有名なタイトル戦とかだと公開対局とかもしてるけど、将棋に興味ない人はそもそも見ないし、ましてや無名の私たちなんて……」パチン

曜「……」ベチ

千歌「……」パチ

曜「……」ペタン

千歌「……ねぇ」パチ

曜「ん?どうかしたの?」ベチ

千歌「曜ちゃんやけに強くなってない??相変わらず駒の指し方はヘタだけど」パチ

曜「ラブライブ杯を目指すんだもん、そりゃそれなりに勉強するよ……駒の置き方はもう癖になっちゃったんだよねぇ」ペタ

千歌「なんかすっごい気が抜ける音を出してるのに油断出来ないから変な感じ、あ、王手」パチ

曜「でもやっぱ千歌ちゃんの方が強いや」ペチ

千歌「でも、昔一緒に指してた時よりずっと強くなってるよ?しっかり指し始めたのが最近でこれは凄いよ!…王手」パチ

曜「そうかな……でもまだ定石をなぞってるだけだし……あれ、これ詰んでる?」

千歌「それにしてものびのびした指し方だし、詰まし方とか戦法を覚えればすぐに追い越されちゃう気がする……ちなみに結構前から詰んでたよ?」

曜「詰んでるなら言ってよぉ」

千歌「自分が詰んでるか詰んでないかを把握する力もかなり重要だもん、投了するタイミングは自分で決めるんだし、詰んでもないのに諦めちゃったら終わりだよ?」

曜「それは……そうだね、参りました」

千歌「ありがとうございました」

曜「やっぱ千歌ちゃん普通に強いし……私なんかまだまだだなぁ」

千歌「そう簡単には負けてあげないのだ!」エッヘン

曜「なんかその、『 のだ!』っていうの久々に聞いた気がする」

千歌「わ!言わないでよぉ……気にしてこの癖治そうとしてたのに……」

曜「あはは、ごめんごめん」

千歌「もー……新入部員も来なさそうだし取り敢えず今日は帰ろうか」

曜「そうだね、明日も朝募集する?」

千歌「もちろん!」

曜「おっけー!」

千歌「明日こそなんとしてでも集めるぞぉ!」

曜「頑張ろうね!千歌ちゃん!」

千歌「うん!」


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