7: ◆V7Lv5KATKg[saga]
2019/01/23(水) 21:49:43.65 ID:BngRNgS50
マオ「お、お母様!言いすぎです!」
ルザミーネ「!」
スイレン「ハプウは私の可愛い妹!失敗作なんかじゃない!」
リーリエ「そうです!お母様…酷いです!酷すぎです!」
ルザミーネ「………………」
ハプウ「マオ姉様…スイレン姉様…リーリエ姉様…」グスン
マオ「………お母様…私達、さっきまで来週の舞踏会で着るドレスを選びに行こうって相談をしてたんだ」
ルザミーネ「ドレス?あら素敵じゃない!なら早速最高級のお店に…」
スイレン「もちろん、ハプウも一緒に」
ルザミーネ「………は?」
ハプウ「姉様……」ウルウル
ルザミーネ「何言ってるのよ。こんな失敗作を舞踏会につれて行く訳ないじゃない?恥をかくだけだわ?」
ハプウ「…………」
リーリエ「お母様…来週の舞踏会、ハプウが行かないならば私達も行きません」
ルザミーネ「な、何を言ってるのよリーリエ!」
スイレン「お母様、私達本気!」
マオ「私達は四人揃って姉妹なんだよお母様!」
ハプウ「姉様方…」
ルザミーネ「ワガママはやめなさい!今度の舞踏会にはアローラ王国の王族も来るのよ!」
スイレン「そんなの、知らない!」
ルザミーネ「………どれだけ重大な舞踏会かわかってるの?もし今度の舞踏会で貴女達の中の誰かがグラジオ王子に見初められれば、私達は晴れて王族の一員になれるのよ?」
ルザミーネ「それを…こんな薄汚い失敗作の為に棒にふるなんて…」ギロ
ハプウ「」ビクッ
リーリエ「王族なんて知りません!」
マオ「私達には…王族何かよりも、血を分けた妹の方が大事だよ!」
ハプウ「うぅぅ……」グスッ
ルザミーネ「………………そう…貴女達の思いはわかったわ」フッ
ルザミーネ「なら仕方ないわね?」ニコッ
リーリエ「お母様……」
スイレン「良かった…お母様がわかってくれて…」ホッ
マオ「良かったねハプウ!一緒に今度の舞踏会に行けるよ!」
ハプウ「う、うん!」パァァ
51Res/73.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20