マクギリス「インフィニットストラトス…胸が踊るな」
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217: ◆3DtvXoE6Vc[saga]
2019/04/21(日) 09:44:05.65 ID:SfObI41b0
第十四話 とある夏の思い出

夏季の授業休み。その終盤の朝。私はいつも通り、寮の部屋で目を覚ます。

マクギリス「…やれやれ」

いつの間にか、隣に眠る美しい銀髪の少女。その安らかな寝顔に、不思議と心が安らぐ。

その綺麗な頭を撫でてやる。しばらく撫でていると、ラウラが目を覚ました。

ラウラ「もう、朝か…」

マクギリス「ああ、おはよう、ラウラ。よく眠れたかな?」

ラウラ「うむ、お前の隣はすごく、寝やすい。出来た嫁だ」

マクギリス「それは良かった。ところで、何故学校指定の水着なのかな」

ラウラ「このためだ」

ラウラが差し出したのは一枚のチラシ。内容は、最近オープンしたばかりのアミューズメント施設だった。

マクギリス「なるほど。皆で夏の思い出作りがしたいのかな?」

ラウラ「そ、それも悪くはないのだが…その、だな」

マクギリス「ん?」

ラウラ「その、マクギリスと二人で、行きたいのだ」

父親を独り占めしたい、といったところか。

マクギリス「ああ、では二人で行こう。たまには二人で思い出作りと行こう」

ラウラ「すまないな、私のわがままを…」

マクギリス「気にするな。そのような可愛いワガママなら構わないさ。それに、この場面ではもっと相応しい言葉があるだろう?」

ラウラ「…ありがとう、マクギリス」

マクギリス「どういたしまして」

ラウラの頭を、優しく撫でる。嬉しそうな笑顔に、私の心が洗われていく気がした。


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