マクギリス「インフィニットストラトス…胸が踊るな」
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◆3DtvXoE6Vc
[saga]
2019/03/31(日) 06:31:44.96 ID:MD/sTeOL0
千冬「状況を説明する。ハワイ沖で試験中だったアメリカ、イスラエル共同開発軍用機、シルバリオ・ゴスペルが暴走、制御不能に陥った」
マクギリス「まさか、それを我々で対処せよ、と?」
千冬「そのまさか、だ。福音と呼称するが、その福音は護衛部隊による包囲を突破、監視空域を離脱。衛星監視による軌道からの予測では、ここから2キロの地点をマッハ2以上の速度で通過する。あまり時間はない」
マクギリス「暴走状態の軍用機の対処を、仮にも学生に行わせるとは」
千冬「仕方あるまい。現行の軍用機では福音に対処しきれん。曲がりなりにも最新鋭機である専用機持ちに対処を委ねる、と言うのが上層部の意向だ」
千冬「ファリド、専用機の方はどうなっている」
マクギリス「まだ調整が済んでいない。少なくとも夜までは掛かりそうだ」
束「この速度でなら、紅椿なら間に合うよ?すぐに準備すれば、だけど」
千冬「…篠ノ之、やれるか?」
箒「はい!お任せを!」
千冬「この状況下では、会敵は一度きりか。一夏、お前の零落白夜が切り札だ。紅椿に運搬役を担わせ、お前が仕留める。最適な作戦ともなればそれしかあるまい」
一夏「…わかりました。やってみせます」
マクギリス「…私に出来る事は無いな。一夏、これは訓練ではない。必ず、無事に戻って来い」
一夏「ああ。行ってくる」
千冬「二人とも、準備に掛かれ」
一夏と箒、二人が部屋を出て行く。私はその背中に一抹の不安を感じていた。
そして、その不安は、作戦の失敗と、一夏の危篤状態という最悪の結末をもって、現実となった。
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