【モバマス】死の前に一寸、偶像を-SS速報VIP

【モバマス】死の前に一寸、偶像を

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27: ◆5AkoLefT7E[saga]
2019/01/14(月) 23:31:41.05 ID:dPFjdLmP0

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　当初は15分を想定した休憩時間は、そろそろ20分強に達しようとしていた。
　観客にも、次第に困惑の表情が浮かぶ。

以下略 AAS

28: ◆5AkoLefT7E[saga]
2019/01/14(月) 23:32:52.33 ID:dPFjdLmP0

　正直に言うと、緊張していた。

　そりゃあそうだろう。奏メインのステージで二人で歌うのと、主役を差し置いてソロで歌うのでは雲泥の差だ。
　しかも、歌うジャンルは。

以下略 AAS

29: ◆5AkoLefT7E[saga]
2019/01/14(月) 23:33:56.37 ID:dPFjdLmP0

「ありがとーっ！」

　客席に手を振り、引き上げる。そこでは、奏とプロデューサーが待っていた。

以下略 AAS

30: ◆5AkoLefT7E[saga]
2019/01/14(月) 23:35:36.12 ID:dPFjdLmP0

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　ライブ後のある日、奏から誘いのメッセージが入っていた。「少し話せないか」とのこと。
　レッスンはいつも一緒だったのだが、そういえば共に出かけたことはない。

以下略 AAS

31: ◆5AkoLefT7E[saga]
2019/01/14(月) 23:36:15.60 ID:dPFjdLmP0

「ねえ」

「え？」

以下略 AAS

32: ◆5AkoLefT7E[saga]
2019/01/14(月) 23:37:21.14 ID:dPFjdLmP0

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「周子さんが亡くなったのは三月の上旬です。そのため、二月の頭にライブを行い、それをもって審査としたいと思っています。何か異論はありますか？」

以下略 AAS

33: ◆5AkoLefT7E[saga]
2019/01/14(月) 23:37:52.93 ID:dPFjdLmP0

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　指定のレッスンは、その週のうちに組まれた。
　レッスン室の扉に手を掛ける。どのようなアイドルなのだろうか。流石に、全く緊張しないというのは難しい。奏のように、話しやすいタイプならいいのだが。

以下略 AAS

34: ◆5AkoLefT7E[saga]
2019/01/14(月) 23:38:35.20 ID:dPFjdLmP0

「遅いぞ日野。また人助けか」

「はい！！！」

以下略 AAS

35: ◆5AkoLefT7E[saga]
2019/01/14(月) 23:39:12.18 ID:dPFjdLmP0

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「あ、もしもし、奏ちゃん？」

以下略 AAS

36: ◆5AkoLefT7E[saga]
2019/01/14(月) 23:40:24.13 ID:dPFjdLmP0

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　まさに、奏の言う通りだった。

以下略 AAS

37: ◆5AkoLefT7E[saga]
2019/01/14(月) 23:41:41.90 ID:dPFjdLmP0

　咳ばらいをひとつ挟み、プロデューサーは続ける。

「ライブに遅刻する。それによってどのような問題が」

以下略 AAS

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