女友達『それは要するに、ヤキモチを焼いたのよ』
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/06(日) 23:47:42.87 ID:NVRX8yZB0
「じゃあ、ちょっと質問を変えるわね」
「何?」
「彼氏が欲しいとは思わないの?」
「すごく幸せになれるなら、是非とも」

極めて自然な回答だろう。誰でも幸せを望む。

「そんな風に受け身だから駄目なのよ」
「えっ? 駄目なの?」
「付き合った相手の幸せも考えてあげないと」
「あっ……はい。すみません……」

友人の諫言はまさに目から鱗の至言だった。
自分だけ幸せになれば良いのではない。
いつの時代の奴隷制度だ。あり得ない。
付き合うならば、相手の幸せも考えないと。

「なんか……めんどくさいなぁ」
「はあ……恋人が出来る日は遠そうね」
「ほっといて」

呆れられてもこればかりはどうしようもない。
相手を幸せにするのは、非常に大変だろう。
私が喜ぶことをしても、相手が喜ぶかは不明。
ましてや幸せの尺度や価値観など予測不能だ。
我々人間は個別の自我を持っているのだから。

「性格が合う人を見つけたら?」
「そんな人、居ると思う?」
「せめて、もう少し、協調性があったら……」
「なにそれ! どういう意味!?」
「短気なところも直したほうがいいわね」

本当に耳が痛い。私だってわかってるっての。


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