屍男「おい、そこのロクでなし」吸血娘「なんだ髪なし」
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347: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2019/04/06(土) 20:57:29.73 ID:v9qraTHso
屍男「その通りだ。彼の存在は俺も耳にしていた。とてつもなく強い狩人がいるとな」

屍男「実際に会うまでは都市伝説の類いの一つだと思っていた。誰もその存在を目撃したことがないというのはあまりに不自然だ。誰かが抑止力として流した噂だとな」


屍男「……彼と出会ったのは本当に偶然だった」


屍男「奇跡的な確率だったと思う。偶然、俺が……見てしまったんだ。彼が、実際に怪物を狩る姿を」

屍男「そいつは前々から目を付けていた怪物だった。人気のいない場所に入り込んだところを狙って、見張っていた時だった。そこに……“影”が現れた」

屍男「一瞬、幻でも見ているんじゃないかと自分の目を疑った。すれ違ったその一瞬に、背後から確実に急所を突き、その死体を灰に変え、存在を抹消した。まるで最初からいなかったように」

屍男「全ての工程が数秒に収められていた。まさしくあれは神業だ。今の俺でも再現出来るかどうかのほどのな」


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