34: ◆SYTcZLk7rnoP[saga]
2019/01/14(月) 15:46:07.89 ID:VCM3UxfbO
センセイ「えー、これから色々と説明するが、いいか?」
アルゴル「はーい」
センセイ「まず、今私たちがいるここは異形人居住区域と呼ばれている。もちろんVMOの管轄区域である」
センセイ「ここでは組織によって保護された異形人、および組織に所属する異形人のほとんどが生活している」
アルゴル「前から思ってたんだけど、VMOって何の略?」
センセイ「異形対策機構だ。英語で言うとVariant Measures Organization、頭文字を取ってVMOだ」
アルゴル「ば、バリ、えーと…………うん、わかったわかった」
センセイ「(わかってない顔してるぞ)」
アルゴル「フツーの人はいないんだ?」
センセイ「ああ。組織の能力者が出入りすることはあるが、一般人がここに立入ることはまず無い」
センセイ「保護された異形人の中には一般人から迫害された者も少なくないからな」
アルゴル「そっか、そりゃそうだよね」
アルゴル「センセイも組織の人?」
センセイ「そうだ。以前はマグネットUという異名をつけられていたが、組織に所属するにあたってセンセイというコードネームをつけさせてもらった」
アルゴル「頭がU磁石だからマグネットU? わかりやすいけど直球すぎるよねー」
センセイ「うむ……正直私もどうかと思う」
アルゴル「私の異名はどんなふうにつけられたの? 」
センセイ「ん? いや知らないな……ただ聞いた話だと、情報が少ない異形人に関してはある特定の者が名付けているらしい」
センセイ「そいつは名前をつけるのが大好きなそうなのだが、どうにもネーミングセンスが独特すぎるとの噂だ」
センセイ「君の異名もそうなのではないかと推測するが」
アルゴル「あー……そうなの」
センセイ「ところで君も組織への所属希望か?」
アルゴル「私はいいよ、戦うの向いてないし」
センセイ「うむ、その方がいい」
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