安価で剣と魔法のファンタジー
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56:[saga]
2019/01/03(木) 23:32:16.95 ID:SubK8mMk0
どうやら幾分お金持ちな家に恵まれたようで。

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冬の雪の降る夜、祥吾は猫を膝の上に乗せ、その猫を撫でていた。猫の名はウレスと言う。

他に誰もいない一人用の部屋の中、窓から外を見て祥吾はぼーーっとしていた。

「…………明日は、何をしようか」

(…………?)

なにかあったでもなく、祥吾は出入り口のあるドアのほうへ振り向く。

そこには何もない。

「シャァッ!」

しかし猫にとってはそうではなかったようだ。



来客。それは居てしかるべきものかそれ以外か。
一体だれだろう。
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