12: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/01/01(火) 04:43:56.88 ID:pAwLlUB80
千歌「誕生日おめでとう! ダイヤちゃん!」
ダイヤ「!」
わたくしは、思わず、目を見開いた。
千歌「えへへ、今日はこれを一番に言うって、決めてたんだ〜」
ダイヤ「……ちか……もしかして、あなた、やくそく……」
千歌「え?」
わたくしが漏らした小さな言葉に、千歌さんが首を傾げる。
千歌「ご、ごめん……よく聞き取れなかったんだけど」
……いや。
ダイヤ「……いえ、千歌さん、誕生日覚えていてくれてありがとう……そう言ったのですわよ」
千歌「ん、うん……! 当たり前じゃん、忘れるわけないよ! だって──」
ダイヤ「1月1日なんて覚えやすいものね」
千歌「あ、ちょ……チカのセリフ取らないでよ!」
ダイヤ「うふふ」
……貴女は本当は覚えていたのかしら?
少しだけ気になるけれど……。
それを聞くのは少しだけ野暮ですから。
ダイヤ「今年もよろしくお願いしますね、千歌さん」
わたくしはまた、新たな年を、貴女と歩み始めるのです──
<終>
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