61: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:32:18.11 ID:KI4sEnEvO
暁「(帰りだってそうよ。前の時は夏の暑苦しい夜だったから何も不思議に思わなかったけど...)」
コツ、コツ、コツ...
ちょうどその足音は、扉を隔てて暁の真横を通る。
62: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:32:56.11 ID:KI4sEnEvO
暁「(こんな冬の日にあんな格好で中庭に出るわけないわ。だから、山城さんがこっちに来る理由なんて何も無いのに...)」
...コツ......コツ............コツ...
先程のようにまた足音は遠ざかる。もっとも、今度は真逆の方向にであるが。
63: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:35:52.26 ID:KI4sEnEvO
暁「(...全ては怖がりの私のために。)」
暁はそっとドアノブをひねり、身一つ分だけドアを静かに開ける。廊下の先を窺えば“幽霊”が戦艦寮へ向かうのが見える。
皆から怖がられ、嫌悪される存在・・・
64: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:38:36.98 ID:KI4sEnEvO
暁は再びドアをそっと閉め、今度こそ寝床に向かう。
暁「(こんなことをする人が、本心で時雨たちに暴言を吐くはずがないわ...!)」
そう確信をした。
65: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:44:52.69 ID:KI4sEnEvO
暁「(電、あなたがずっと言ってきた事はこういうことだったのね)」
周りからも奇異の目で見られてきた、電の必死な山城擁護。
姉妹艦である暁でさえ、そうまでする必要性は理解出来なかった。
それでも、真実の欠片を拾ってしまった今は、そうせざるにはいられない気分にさえなりそうだ。
66: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:47:04.92 ID:KI4sEnEvO
投下はここまでです
明日の夜にでも続き投下出来たらいいなぁ、なんて。
67:名無しNIPPER[sage]
2019/01/06(日) 23:53:21.38 ID:WssSez8Qo
おつおつー
68:名無しNIPPER[sage]
2019/01/07(月) 00:46:11.52 ID:xEn7kYJJO
これはまごうことなきレディですわ
69: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/01/08(火) 23:58:46.79 ID:g1x252iwO
そういやsagaを入れることを失念してました
まぁこれ入れたところでどうせ誤字るのであんま意味無い気もしますが・・・
続き投下します
70: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/01/08(火) 23:59:27.53 ID:g1x252iwO
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71: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/01/09(水) 00:02:12.50 ID:LspMO4cxO
神通はいつもなんだかんだで 妹の“アイドル活動”に付き添ってくれるのだ。普段は規律に厳しく皆から“鬼教官”なんて呼ばれているが、こういう所に彼女の優しさを感じる。
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