556: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:20:43.08 ID:BMm/1y0AO
そしてその際に、山城はまたも腹立たしい言葉を執拗に使ってきたのである。
白露が指しているのはこの事であった。
夕立「大丈夫っぽい!逆に西村艦隊には不幸戦艦の味方なんて誰も居ないっぽい!」
557: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:21:59.76 ID:BMm/1y0AO
−
提督「私は皆お互い仲良くしろと強制するつもりはない。だから今まで一切口出しをしてこなかった」
558: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:23:00.42 ID:BMm/1y0AO
提督の望みはもっともだし、言わんとする事も分かった。
だが、それでもアイツへの嫌悪をどこかに置いておけるわけではない。
そもそも提督が問題に感じている不仲だって、絆を大事にして結束を固めてきた私達を馬鹿にしてぶち壊したアイツのせいなのだ。
559: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:24:12.98 ID:BMm/1y0AO
今日は始業の直後から、早速大規模作戦に向けた部隊ごとの集まりがある。
もちろんこういう時も自ずと部隊の旗艦がリーダーのような役割を担うため、時雨はもう既に気分が良くなかった。
あんな奴に指図されたくない。
560: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:26:06.34 ID:BMm/1y0AO
〜
9:00 中庭
561: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:27:15.24 ID:BMm/1y0AO
そういう理由からなのだろう。
山城とメンバー達が昨日口論になった発端も、山城が「あんたら群れるしか能が無い烏合の衆はボイコットとかしちゃうのかしら。勘弁ね」と煽ってきた事だった。
実際それは時雨達も考えていた事であったから、そのような煽りを受けなかったらわざわざミーティングになんて来なかったかもしれない。
562: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:30:11.19 ID:BMm/1y0AO
山城「じゃあミーティング始めるけど、まず最初に言っておくわ」
山城のその言葉に一同がさらに身構えた。
山城「アンタらが私を旗艦として認めたくないのは分かるけど...残念ながら実力と経験からして私しか無理ね」
563: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:31:45.44 ID:BMm/1y0AO
このメンバーの半数はだいぶ昔からいるというのに、その彼女達すら山城は“雑魚”呼ばわり出来てしまうのである。
・・・だがそれは認めたくなくても事実ではある。
最上「...ウザイなぁ...」
564: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:34:39.05 ID:BMm/1y0AO
扶桑「...どうして?...何様のつもりなの?」
山城「姉様に命令するのは心苦しいのですが...生憎と戦力に不安がある者ばかりですので...」
時雨「...ッ!」
565: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:37:14.30 ID:BMm/1y0AO
山城「別に仲間を大切にしている人全員に言ってるわけじゃないわ。金剛とかにこんな事を言ったりしないもの」
山城「ただアンタらは、実力が無いくせにそういう実体の無いものにばかりすがろうとするから言ってるだけ」
山城「この鎮守府の最高戦力組ですらしっかり調整しとかないと危ない海域なのよ?そこんとこ分かってんの?」
566: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:39:22.39 ID:BMm/1y0AO
山城「...そうね、アンタも頑張れば改二が間に合うから“使える雑魚”くらいにはなるわ。まずはさっさと改二を目指すことね」
山城は満潮の方を冷酷な目で見つめながら言った。
山城「時雨は改二は間違いないけど練度が問題ね。ただでさえ脆い艦種の3人の中で、アンタが1番練度低くて幸運頼りの雑魚だし」
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