【艦これSS】不器用を、あなたに。
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471: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:30:24.93 ID:Xg6j+0MOO
提督「さっきも言ったが、これは本当に考えてる事だ。西村艦隊メンバー5人と、これに適当な水雷系の艦を加えて編成しようと考えている」

その言葉にはさすがの山城も冷静を保てなかった。

山城「ちょっと!そんなの無いわよ!」
以下略 AAS



472: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:32:37.67 ID:Xg6j+0MOO
提督「秘書艦は普段艦隊運営に関わらない子達から、事務仕事の経験も何回かは積んでもらう目的で選んでるわけだが...」

提督「今日あえて山城を呼んだのは...会議で作戦計画や編成を決める前に、君に決断をして欲しかったからなんだ」

今日はいよいよ1ヵ月後に迫った大規模作戦についてのブリーフィングが予定されている。
以下略 AAS



473: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:33:24.82 ID:Xg6j+0MOO
だが山城は、そんな提督の言葉などにしっかり耳を傾けている気にはとてもならなかった。

目にした書類の内容が、嫌がらせのようにしか見えないからだ。

山城「(嘘でしょ...。これじゃまるで...)」
以下略 AAS



474: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:33:56.90 ID:Xg6j+0MOO

一、敵の姫級らで構成される大戦力とその活動拠点の殲滅が今回の目標である。

二、該当拠点の周辺には島が点在し拠点へのルートが自ずと限られる。そのため複数部隊による複数ルートからの同時突入を推奨する。

以下略 AAS



475: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:35:27.42 ID:Xg6j+0MOO
大本営から直々に、あの時と同じ「同時突入」の案が示されている。

・・・提督の言う通り、今回の作戦はレイテ沖海戦とは決して同じではない。
相違点などいくらでもある。

以下略 AAS



476: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:36:19.52 ID:Xg6j+0MOO
山城「アンタは何考えてんの!?大規模作戦は普段の出撃とは比べ物にならないのよ...!」

提督「あぁ、分かってるさ。...でも、だからこそ絶好のチャンスなんだ」

提督「こんなにも重要で危険な任務を他でもない君達で成功させれば...」
以下略 AAS



477: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:37:18.15 ID:Xg6j+0MOO
提督「そんなに西村艦隊が嫌いか」

山城「えぇ、そうよ」

提督「いいんだぞ、別に私は。君が編成入りを拒否したって認めよう。他の部隊で活躍してくれるならそれでいい」
以下略 AAS



478: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:39:22.03 ID:Xg6j+0MOO
山城「理由?アンタだって知ってるじゃない!」

提督「だが最近は特に不都合はないだろう」

山城「それでも安全策は取るべきでしょう!それに今だって、問題になってないのは私が強引に抑えてるようなもので...」
以下略 AAS



479: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:40:25.38 ID:Xg6j+0MOO
提督「あぁ、もちろん心配してるさ。それに憎み合うメンバーで組むなんて、司令官としては不安で仕方がない」

山城「じゃあ何で...!絆がなんて、そんなの理由にならないわよ」

提督は少しだけため息をした後こう呟いた。
以下略 AAS



480: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/07(日) 13:43:00.50 ID:Xg6j+0MOO
山城「(まぁ...本当に彼にはバレてるだろうし...)」

山城「(隠し続ける必要性は無いわね...)」

彼女としては交換条件に乗ることにデメリットは無かった。
以下略 AAS



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