【艦これSS】不器用を、あなたに。
1- 20
416: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:32:40.59 ID:xjPFSqoxO
それならば手っ取り早く理由を知っているであろう姉妹艦に聞けば良いのだが、那珂はこれをあることに利用したかった。

あれこれ考えているうちに、気づけば那珂は普段ライブステージに使っている朝礼台を通り過ぎていた。

そこで目線を前方にやれば、やはり期待通りにその人が居たのである。
以下略 AAS



417: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:33:29.85 ID:xjPFSqoxO
那珂「やっましろさーん!那珂ちゃんだよー!!」

山城「...。はぁ...。」

ベンチに座って本を読んでいた山城は、急に背後から大声で話しかけられて困惑している。
以下略 AAS



418: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:34:44.68 ID:xjPFSqoxO
山城「そういうわけじゃ...ここの居心地がいいだけよ」

那珂「素直じゃないなぁ〜」

今那珂が言ったことは事実である。
以下略 AAS



419: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:36:33.92 ID:xjPFSqoxO
山城「そういえば...さっき放送あったし今日はライブ中止にするのかしら」

そう山城が聞いてきた。
那珂はことわりを入れることなく、山城の隣りに座った。

以下略 AAS



420: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:37:19.59 ID:xjPFSqoxO
山城「まぁでも編成考えれば対空も対潜も備わってるし、それで救援まで来るんだから大丈夫でしょ」

山城「それに姉様は強いわ」

持ち前の冷静さと同時に、自身を嫌う姉への信頼を覗かせた。
以下略 AAS



421: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:38:30.74 ID:xjPFSqoxO
那珂「そうなんだよね...私はまだ練度がそこまで高くないから選ばれなかっただけなんだけど」

那珂「加賀さんは指名されたのに拒否したんだよね...」

那珂はそう言うと山城の表情を見逃すまいと顔を向ける。
以下略 AAS



422: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:39:19.77 ID:xjPFSqoxO
那珂「...あれ?てっきり加賀さんに憤ると思ったけど...」

ここで那珂はわざと自然な感じを装ってそう零した。

山城「...?どうして加賀に怒るのよ」
以下略 AAS



423: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:40:18.65 ID:xjPFSqoxO
山城「どうせ加賀の代わりに選ばれたのは、次の放送で呼ばれた二航戦とかでしょ?」

那珂「そうだよ。練度高めな空母ってもう二航戦の人しかいないし...」

山城「それもあるけど、一番の理由は速力よ」
以下略 AAS



424: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:41:31.90 ID:xjPFSqoxO
那珂「そうなの?」

山城「ええ。それで、至急救援求むって状況で一番大事なのは何かしら?」

那珂「...!」
以下略 AAS



425: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:42:05.02 ID:xjPFSqoxO
山城「...はぁ、姉様が大変なのに何も出来ないなんて...不幸だわ...」

山城はブツブツと愚痴っている。

山城「私も高速艦だったら...」
以下略 AAS



426: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/25(月) 10:43:31.63 ID:xjPFSqoxO
那珂「山城さんも...低速だから...?」

山城「まぁ...ね」

その時、山城はこう言ったではないか。
以下略 AAS



624Res/292.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice