305: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 09:58:48.42 ID:ipNkQLlXO
青葉「...だからその意味を知りたいんですが」
提督「まぁそこに行き着くのは仕方ないよな...」
提督はまた少し黙ってしまった。
306: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 09:59:58.20 ID:ipNkQLlXO
青葉「(...そういえばさっき司令官は山城さんの振る舞いについての理由自体は知らないと言ってましたね)」
青葉「(だとすると、まず司令官も知ってる事情があって、その事情で山城さんが暴言を吐くようになったと思ったけど、確証持っては知らない...ってことですかね?)」
青葉「(では電さんの言ってることが本当だとしたら、司令官は事情を知ってる組にカウントされてるのでしょうか?)」
307: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:00:45.70 ID:ipNkQLlXO
青葉「...あの、さっき司令官は山城さんの振る舞いの理由については知らないって仰ってましたけど...」
青葉「それは本当なんですよね?」
沈黙を破った青葉に驚きつつも、提督はすぐに力強く返事をした。
308: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:02:31.55 ID:ipNkQLlXO
提督「それと、彼女からトラブルが起こった前日に釘を刺されてる」
青葉「...!その時何て言われたんですか?」
提督「...まぁ、事情があることは知ってるわけだし、これに関してはいいか...」
309: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:03:50.36 ID:ipNkQLlXO
たしかに前日に伝えてきた事も踏まえれば提督の推測は正しいように思える。
提督「もちろん単に私が介入して仲直りさせようとするのを嫌ったというのもあるんだろうが」
青葉「そう言われるとますますその事情とやらを聞きたくなりますよぉ...」
310: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:06:05.04 ID:ipNkQLlXO
そもそも先日の食堂での騒動といい、相変わらず山城の言動はヘイトを集めるものでしかない。
そこにいくら「事情がある」と言われても、それを教えてくれないのだからやはり完全に納得するのは難しい。
そんな半ば不貞腐れるように落胆していた青葉に、提督から思いもよらない言葉が発された。
311: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:07:01.19 ID:ipNkQLlXO
提督「だからその代わり、あんまり山城の件を暴こうと執着しないでくれ」
提督「近日中に大規模作戦も始まるし、余計な事に気を取られないで欲しい」
青葉「はいはい、分かってますよ!」
312: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:08:11.25 ID:ipNkQLlXO
提督「それがこの鎮守府の改装の進言でな」
青葉「あっ!そういえばその日に司令官が急に鎮守府を改装するって発表してましたね」
青葉は早速メモに書き込む。
313: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:11:34.03 ID:ipNkQLlXO
この際に艦娘寮も改装の対象となり、それに伴って部屋割りも変わったのだ。
最初から古鷹と同室の青葉は違うが、実はその時までは艦種や型に関係ないバラバラな部屋割りだった。
しかしこの改装を機に、基本的には同型艦で分ける部屋割り体制になったといえる。
だが提督の話を聞いて、この改装の日が重要な意味を持っているように思えてならなかった。
314: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:12:59.21 ID:ipNkQLlXO
青葉「...ということは山城さんは時雨さんとの同室を解消するために?」
青葉「翌日にああしようと決めていたからこそ、前日に司令官に釘を刺したり、部屋割りを変更できるようにしたんでしょうか...」
提督「まぁ多分それも兼ねていただろうが、メインは本当に部屋割りの変更が必要だと考えたからだろう」
315: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/03/17(日) 10:16:12.85 ID:ipNkQLlXO
提督「それが彼女のよく知られない部分でな。簡単に言うと主に駆逐艦のためだったんだ」
青葉「?」
まるで話の筋が見えない。
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