33:1[saga]
2019/01/13(日) 21:43:17.35 ID:aHunILIO0
「ここにいる五代雄介は警察の協力者だ。
このことは警視庁の未確認対策班も了承している。香川県警にも伝えていると思うが…」
「ですが…民間人に警察の車輌を貸し出すなんて問題行動ですよ。」
「構わない。何かあったら俺が責任を取る。それでいいな。」
「了解しました。けど僕は…納得できません。」
一条がどんなに説得に努めようと氷川は納得した様子を見せなかった。
まだ新米の氷川にとっては警察の規律こそが第一だ。
それは規律を重んじる警察官としては正しい姿勢であり
そんな氷川の言動を一条が注意すること自体が間違っている。
今でこそ五代は一条の所属する警視庁の未確認生命体対策班の刑事たちと
良好な関係を築けているがそれ以前は彼も未確認と同等の危険な存在として扱われていた。
それを思うと五代の素性を知らない氷川が自分を批難する気持ちもわからなくもない。
だが今は非常時だ。警察官としての規律など重んじている場合ではない。
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