ダイヤ「クリスマスのサンタさま」千歌「……え?」
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17: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2018/12/28(金) 05:50:21.54 ID:61VgGgXt0




ルビィ「はい。これ事前にお母さんが買っておいてくれた、抹茶スイーツの詰め合わせ……プレゼントは用意してたけど、千歌ちゃんの家に泊まりにいったことうっかりしてて……」

千歌「スイーツ詰め合わせ……」

果南「想像より安上がりだね」

ルビィ「ぅゅ……これ8000円ぐらいするみたいだけど……」

果南「え、マジで……?」

千歌「これがダイヤさんの欲しがってたプレゼント?」

ルビィ「うん。お姉ちゃんすごい物欲のある人じゃないから……昔からプレゼントはお菓子を欲しがることが多くて……」

果南「確かに言われてみれば、煌びやかなアクセサリーとかねだるイメージないもんね」

千歌「一周まわってある意味ダイヤさんらしい……のかな」


ふと、ダイヤさんのプレゼントのリクエストのことを思い出す。


千歌「そういえば、ダイヤさん……サンタさんには手紙でプレゼントのリクエストを送ってるって言ってたけど……」

ルビィ「あ、えっとね、お手紙はお母さん経由でサンタさんに渡すことになってるから……」

千歌「……なにそれかわいい」

果南「というか、ルビィちゃんは全部知ってたんだね」

ルビィ「ルビィが知ってるというか……お姉ちゃんが知らないだけと言うか……」

千歌「……最初からルビィちゃんに電話すればよかった……」

果南「だから言ったじゃん……」

千歌「果南ちゃんも納得してたくせに……」


最悪の事態を想定した結果、いらぬ苦労をするハメに……


果南「まあ、解決したし、いいじゃん」

千歌「ん……まあ……そうだね。ありがとう、果南ちゃん」


なんだかんだで最後まで付き合ってくれた果南ちゃんにはお礼を言って然るべきだろう。


果南「いいっていいって」

千歌「今度、鞠莉ちゃんとうまく行くように手伝うからね……」

果南「……? 鞠莉とは今でもうまく行ってるけど……」

千歌「うん、こっちの話」

果南「??」

ルビィ「あはは……」

千歌「さて……そろそろ家に戻ろうかな……」

ルビィ「千歌ちゃん、お疲れ様……」

果南「お疲れ、千歌」

千歌「うん……疲れた……」


時刻はそろそろ3時前……どうにかミッションコンプリートのようだ……。

ダイヤさんの夢は守ったよ……。





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