星梨花「おとぎの国で大冒険!」未来「その1です!」
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22: ◆Zg71aiNoxo[sage saga]
2018/12/21(金) 17:05:33.67 ID:cW96PZxB0



家の内装はずいぶんと華やかだった。
キッチンには大小様々な調理器具が保管されているし、
ダイニングテーブルには花柄のテーブルクロスが掛けられ、
その真ん中には色鮮やかな花が生けられている。
リビングルームには大きなソファに足置きまで完備されているし、
お風呂も広くて開放感のある造りになっている。


星梨花「うわぁ、いいお家ですね!」


ミライ「ほんと、ひろーい!」


身体が小さいミライにとってはこの家は
コンサートホールのような広さに感じられるのかもしれない。
嬉しそうに部屋の中を飛び回っている姿は何とも微笑ましいものがあった。


星梨花「それで私、色々聞きたいことがあるんですが……」


ミライ「ん? なになに?」


星梨花の声を聞いたミライは、
星梨花が座っているダイニングテーブルの椅子の
ちょうど向かい側の位置にちょこんと降り立った。


星梨花「ミライさんって、もしかして『うっかりさん』ですか?」


ミライ「ええーっ! そんなことないよ!」


星梨花「でも手続き? も忘れてましたし、そうなのかなって思って……」


ミライ「い、いや……そういうわけじゃないんだよ! 
今日はたまたま忘れちゃってただけで、
いつもはもっとしっかり者なんだから!」


星梨花「そうなんですか? 頼りにしてますね!」


ミライは、結論から言えばおっちょこちょいだ。
つまり「うっかりさん」というのは何も間違った評価ではない。
ただ問題があるとすれば、ミライ自身はそのことに気づいていないということだろう。







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