【艦これ】阿武隈「北上さんなんて、大っ嫌いなんだから!」
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94: ◆axPwtNeSoU[saga]
2018/12/19(水) 23:25:21.61 ID:ER7oh7KA0


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――



「……どう思う?五十鈴お姉ちゃん」

「どうもこうも……あんたの話を聞く限りだと、嫌がらせじみた理不尽な難癖にしか思えないけど……」


ちゃぶ台の上には、おにぎりの包み紙と湯呑みが2つ。


「うん。あたしもそうとしか思えなかった……。 けど……あの人があそこまで言うからには、何か見落としがある気がして……」

「……強いて言うなら、あんたが敵の旗艦とやり合ってた時、北上のやつがそこまで動揺したってのには、何か違和感を感じるわね……」


一晩経ってそれなりに落ち着いたせいか、阿武隈は素直に頷くことができた。

阿武隈を鍛えあげたのは北上自身だ。多少の無茶を阿武隈がやらかしたからといって、あそこまで取り乱すとは考えにくい。

というより、北上がそこまで過保護とは思えない。


「……お姉ちゃん、机上演習盤持ってたよね? お願い、ちょっと出して」


阿武隈はちゃぶ台の上の湯呑みや包み紙を片付けると、折りたたみ式の将棋盤のような大きなボードを広げて駒を並べる。


「確か最初の配置はこうで、敵の位置はここ……まずは龍驤さんと飛鷹さんの艦載機がぐるっと両翼から回り込んで……」


記憶を辿ってあの時の配置を再現していく。


「空爆の後、北上さんとゴーヤさんが先制雷撃で敵駆逐艦を撃沈。 残った敵は2体……」

「北上さんは敵雷巡を釘付けにしてて、あたしは敵旗艦と距離を保ちながら、同航戦でこう移動してて……」


残った敵を表す二つの黒い駒と、北上・阿武隈を示す緑と黄色の駒が目まぐるしくその位置を変えていく。

他の駒は動かない。

そして相手の旗艦が阿武隈に突っ込んできて……



(……なんで北上さんはあそこまで焦ってこいつに魚雷を撃ったんだろう)


(……なんでこいつはただ突っ込んでくるだけで1発も撃ってこなかったんだろう)



――何か変だ。 何かとんでもない勘違いをしてる気がする。


(自分で考えろ、か……)




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