26:名無しNIPPER
2018/12/21(金) 23:02:57.39 ID:IxbtEOElO
将「はあ…敵も陣形を整えたようだね…密集隊形こそが重装歩兵の強みだが…あれはどう見ても散兵しているね…」
騎士「その様ですね…魚鱗陣ですかな…そう見えるだけで整っては無さそうですね」
将「そうだね陣形すら整えてない様に見えるが、よく見れば三ヶ所、平地からは見えない様に偃月陣を作っている」
将「コレは足並みを揃えて進軍して来ると思わせて、途中でいきなり軽歩兵と騎兵が突撃するんだろう」
将「うちの大将が気づいてくれれば、対処のしようはあるが…気づかないだろうな」
将「大将はすぐに引けるようにいつも通り平地に陣取ってるからね」
将「戦場を見渡せる高い位置に陣を敷いたから気づけたのもあるが…」
騎士「この事を報告はしないのですか?」
将「送っているさ…先ほどからずっとね、全て門前払いだ」
将「私のことが憎たらしいのさ、自慢じゃないが私の年で将まで上がる者はいないからな」
将「私に活躍させたくないから…戦場から離れた位置に配置したのだろう」
騎士「…失礼ですが今、おいくつでしょうか?」
将「23です」
騎士「お若い…それは嫉妬しますなぁ、ちなみに私は四十です」
将「そ、そうですか」
騎士「……」
将「……」
将「ゴホン!まあそのおかげでここに陣を敷けた…これで私の下についた兵士は無駄死にすることはないだろう」
将「私の予測道理に行けば…我が軍は敗北するだろう…それも何時もの緩い敗北ではなく手痛いものになる」
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